アフリカ、マラウイのじゃがいもとは？ | 【マラウイで国際協力】マルクストマスク

アフリカのマラウイという国ではどのような食事をして、どのような料理や食材があるのでしょうか。
年間100万トン以上マラウイで生産されている人気食材である「じゃがいも」について書いてみようと思います。

目次
　◆ アフリカ、マラウイでじゃがいもといえばアイリッシュ
　◆ マラウイでじゃがいもを長持ちさせる保存方法
　◆ アフリカ、マラウイのじゃがいも料理
　◆ マラウイにあるじゃがいも以外の食材
　◆ マラウイ人みんなのアイリッシュ

私は今現在(2020年1月)マラウイの都市部に住んでいますので、私の生活ベースでお伝えしたいと思います。なので、じゃがいもの価格やその値段で購入できる量についてはそれなりに地域差があります。基本的に都市部の野菜価格は農村部や郊外より上がる傾向にありますので、それを踏まえて読んで頂ければと思います。

アフリカ、マラウイでじゃがいもといえばアイリッシュ
マラウイでじゃがいもを長持ちさせる保存方法
アフリカ、マラウイのじゃがいも料理
マラウイにあるじゃがいも以外の食材
マラウイ人みんなのアイリッシュ

アフリカ、マラウイでじゃがいもといえばアイリッシュ

マラウイで「Potato」というとほぼ「Irish Potato」アイリッシュポテトを指します。なぜアイリッシュなのかは知りませんが、イギリスの植民地であった事が影響しているのかもしれませんね。
ほぼ一年通してマーケットなどで買えるのではないかと思います。私の住む都市部では、この量で季節にもよりますがMK800~1000（約150円<2020年1月時点レート>）で購入できます。

一人暮らしならこの量で2, 3週間はもちます（もちろん毎日は食べないですよ）。
マラウイでは年間100万トン以上生産されており、生産量 No.1 の地域はデッザ（Dedza）という場所になります。

日本のじゃがいもと味はほぼ変わりません。
異なる点は、ひとつひとつが小さいという事と、品質が低い（これは仕方ないですかね）。
もしかすると別の種類のじゃがいもなのかもしれませんが、大きいものもマーケットで見かけます。しかし、だいたい高かったりしますし、もちろんスーパーにいけばかなり大きいじゃがいもも手に入りますが、2, 3個買うとマーケットで一袋分買えるくらい高いです。
つぶが小さいので皮むきが少々手間になります。皮むき器だとちょっとむき辛いので、小さいナイフがあるととても便利です。ちなみにマラウイでもナイフは買えますが、驚くほど切れなかったりするので日本製ナイフの優秀さを感じています。
マラウイには日本からこの手のナイフを持ってきていてとても重宝しています。もしアフリカで生活したり、長期滞在する際には持ってくると活躍すると思います。

VICTORINOX(ビクトリノックス) クライマー

マラウイに来てから皮むき器を購入したのですが、今はもう全然使っていませんね…。
品質に低さについては次の保存方法と共にお伝えします。

マラウイでじゃがいもを長持ちさせる保存方法

基本的に日本のじゃがいもと同じなので日の当たらない涼しめのところに置いておけばOKです。かなり長持ちするので私の中では食材としてのランクがかなり高いです。しかし、気をつけてもらいたいのが品質という点です。
日本とは異なり、農家が直接販売しているか、そこから買い取った人がマーケットで販売しているので傷んでいる事がたまにあります。加えて、マーケットなど外で売っている場合、雨にさらされている事があり買った時点で湿っていたり、湿気を含んでいたりすることがよくあります。買ってきた後は必ず袋から出して、痛みのチェックと、濡れていないか確認して、一度テーブルの上などに並べて完全に乾燥させる事をお勧めします。私はいつもこんな感じで、ほぼ部屋の一部のように置いてあります。

乾燥させずにそのまま袋に入れて置いておくと、芽が出てくるのが早かったり、カビが生えたり、腐ったり、最終的にウジがわいてくる事もありました…。乾燥させる事を忘れずに！

アフリカ、マラウイのじゃがいも料理

マラウイのじゃがいも料理はほぼ一択です。「Chips」チップス。
イギリス英語ではチップス、アメリカ英語ではフレンチフライ、でしょうか。どこにいってもチップスです。屋台でもチップス、レストランに行ってもチップス。たまにスーパーの総菜売り場（のようなコーナー）で煮込み料理に入っているのを見かけるくらい。個人的にフライドポテト大好きなので文句無いです。