アフリカ、マラウイで日本食はだべられるのでしょうか?
海外に住む日本人にとって、大きな問題の一つに「食」が挙げられると思います。
私の知る限りでマラウイでの「日本食」について書いてみたいと思います。
私のマラウイ生活で得た個人的な経験ベースでお伝えします。
アフリカ、マラウイに日本食レストランはある?
私の知る限り、マラウイに日本食レストランは残念ながらありません。
とても悲しいことですね…。
隣国のタンザニア、ザンビア、モザンビークには日本食をメインとしているレストランがありますので、どうしても日本食(寿司とか)食べたい!、となったら隣国に渡るか自分で作るしかないですね。
私は以前に日本で会社経営をやっていましたので何となくわかりますが、マラウイ自体の経済規模やマラウイにいる日本人やその他の外国人の人数と日本食ニーズを考えると、日本食レストランがマラウイで成功するとは思えないです。
あと5年~10年先なら可能性はあるのではないでしょうか。
日本食をメインとするレストランはないのですが、日本料理をメニューの一つとして出しているレストランはあります。
何か所かだけ知っているのでそれを紹介したいと思います。
ラーメンは中華料理にもあるので、日本食と言えるか怪しいのでラーメンは除いています。
ちなみに中華料理店は首都リロングウェとブランタイヤにいくつかあります。
アフリカ、マラウイで食べられる日本食「おにぎり」
Round and Square
Onigiri(Rice Riceoll)
MK2,500(約350円<2020年8月レート>)
「おにぎり」が食べられます。
おにぎりといっても、ごはんに具を入れて海苔と一緒に丸めただけなので、特にものすごくおいしい、とかはないです笑
細かい話ですが、食べた感じだと、ごはんに塩を振っていないのではないかと思います。
このお店のオーナーは韓国人なので、ここで提供されているNoodle系の料理は韓国風のものでした。
ここはカフェなので、飲み物や軽食がおいしいと思います。
建物がちょっと変わっているので、街中にある割にはお店の雰囲気は良いと思います。
リロングウェのArea3にあります。
建物の一階に入口があり、お店は二階になるので何となく歩いていると目に止まらないかもしれません。
アフリカ、マラウイで食べられる日本食「寿司」
マラウイには韓国料理レストランや韓国系のロッジもいくつかあり、「キンパ」なのか寿司なのか判断の難しいところなのですが、明確に「Sushi」か、百歩譲って「California Roll」としているものを挙げてみます。
Mum’s Table
Califolnian Roll
Small: MK4,000(約560円)
Large: MK6,000(約850円)
リロングウェのArea9にある韓国レストランになります。
韓国料理がメインになるのですが、その中にカリフォルニアロールがあります。
他においしい料理があるので、このお店でカリフォルニアロールを注文しなくても良いような気はしますが、どうしても日本食「的」なものを食べたい時はよいかもしれません。
いわゆる海外で食べる「カリフォルニアロール」です。
Coffee Hill
Sushi Roll
MK4,000(約560円)
リロングウェのArea3の住宅街の中にあるベトナム料理店なのですが、「Sushi」を提供しています。
残念ながら私自身が食べていないので味はわからないのですが、見た目は結構寿司っぽかったような気がします。
個人的にはこのレストランに来たならフォーを食べることをお勧めします。
おいしいです。
Gelato Carnival
Sushi Roll(だったかな…?)
MK数千(忘れました…)
このお店はマラウイのローカル料理、中華料理、欧米料理(ステーキ・パスタ)と色々出していてかなり怪しいのですが笑、その中に「Sushi」があります。
ちゃんとわさびと醤油がついてきます。
「Gelato」という名称から、このお店はケーキ、アイス、パンも販売しています(こっちがメインなのかな)。
ここには子供向けの遊具がたくさんあったり、敷地内を小さい列車が走っていたりするので、家族連れに人気なような気がします。
何か所か挙げましたが、やはりどれも「外国の日本食」の域を出ておらず、個人的にはどれも「日本食」と言えるレベルにはありません…。
海外で食べられる巻き寿司によくあることですが、お米は酢飯ではありません。
たぶん酢飯にすると日本人以外食べにくくなるので、普通のお米で作っているのだと思います。
個人的には酢飯じゃないとちょっと「寿司感」が出ないですね…。
では、レストランで日本食が食べられないのであれば、自分で作ろう!、という方もいるかもしれませんので、マラウイで日本の食材が手に入るのか?書いてみたいと思います。
アフリカ、マラウイで日本の食材は手に入る?
アフリカ、マラウイで手に入る日本の「食材」
魚
日本食の食材と言えば「魚」になりますが、日本料理で使えるような魚はなかなか手に入りません。
マラウイが内陸国なので海は遠く、陸路での冷凍輸送もそれほど発達していません。
マラウイ湖で取れる淡水魚はスーパーなどで(質はどうあれ)購入できますが、海の魚はなかなか難しいです。
サーモン・エビ・ホタテ・タラは冷凍のものがショップライトやフード・ラバーズ・マーケットなどの高級スーパーや専門店で購入はできますが、それ以外の海の魚は基本的に購入できません。
私は魚が好きなので、レストランなどに行った時にサーモン料理やタラ料理(フィッシュアンドチップスのような)、エビの料理をよく注文しているような気がします。
魚だけで言うとサーモンとタラ以外の海の魚をマラウイで食べたことが無いかもしれません。
私は購入したことがないのですが、リロングウェやブランタイヤで海の魚を仕入れているお店はあるそうなので、探せばあるのだと思います。
米
米は色んな種類のものが売っています。
マラウイ人も週に1度くらいは日常的に食べているのではないでしょうか。
しかしながら、日本のお米のようなものはなく、細長い感じのちょっとパサついた感じのものが多いです。
個人的なオススメは「Farmers Pride」になります。
日本のお米に近いものの一つです。
ちなみに、お米を買う時には必ず中身を確認しておいてください。
たまに白い虫が湧いていることがあります。
海苔
海苔も手に入ります。
フード・ラバーズ・マーケットで日本製(と見られる)の海苔が打っています。
ゴールデン・ピーコック・ショッピングセンターでも購入ができますが、これは中国製のものになるのでちょっと日本のものとは違うかもしれません。
アフリカ、マラウイで手に入る日本の「調味料」
これも私の知る限りですが、醤油・わさび・みりん・酢は高級スーパー「フード・ラバース・マーケット(Food Lover’s Market)」で購入することができます。
醤油は「チピク(Chipiku)」でも購入ができます。
フード・ラバーズ・マーケットもチピクもキッコーマンの醤油を取り扱っていますね。
それぞれ価格は、
醤油(600ml): MK10,000(約1,410円)
わざびチューブ: MK8,000(約1,130円)
みりん・酢(500ml): MK7,000(約990円)
くらいです。
「フード・ラバーズ・マーケット」はブランタイヤ(アマリリスホテル内)とリロングウェ(Area47のGateway Mall内)にあります。
これ以外の日本の調味料はたぶん手に入らないと思います。
ただ、中国の調味料はたくさん手に入りますので、中華料理の調味料を代わりに使うことはできると思います。
一番大きな中華系スーパーはリロングウェにある「ゴールデン・ピーコック・ショッピングセンター」になると思います。
ここは調味料だけでなく、家具・家電・日用品・食品など色々なものが販売されていますので、とても便利です。
ただ、全て中華性ですので、物にはよりますが品質には要注意です。
味噌もフード・ラバーズ・マーケットかリロングウェの「Bowers Grocery」で手に入ります。
たぶん中国の味噌だと思いますが、結構日本の味噌に近くて、小さなパック単位で売っています。
結構甘い味噌です。
「Bowers Grocery」はリロングウェのArea4にある「オールド・タウン・モール(Old Town Mall)」内にあります。
日本食を作れる調味料がある程度あったり、食材が多少手に入ったりしますが、なかなか本当の日本食をマラウイで食べるのはなかなか難しいと思います。
では視点を変えて、マラウイには日本食以外のレストランはどのようなものがあるのでしょうか?
アフリカ、マラウイに日本食以外にレストランはたくさんある
マラウイには欧米、アジア、他のアフリカから移住してきた人がそれなりにいますので、多くはありませんが何種類か他国の料理が楽しめます。
現地の物価と比べると高級ですけどね。
イタリア・イギリス・アメリカ・インド・中国・韓国・エチオピア・ベトナムなどなど、好みはあると思いますがおいしいところは結構あります。
中でも日本食に近かったり親しみのある料理としては、中国・韓国・ベトナムなどのアジア料理だと思います。
中華料理はリロングウェだけでなくブランタイヤにもあるので、ローカル料理に飽きたり、アジアを感じる料理を食べたくなった時は中華料理がおすすめです。
リロングウェやブランタイヤのレストランについては別記事で個別に書いていこうと思っています。
まとめ
マラウイで日本食を食べるのはなかなか大変です。
マラウイには日本食メインのレストランはありませんし、食材となる海の魚は特定のものしか簡単に手に入りません。
しかし、魚や調味料は頑張ればそれなりに代替品も含めて用意できるので、不可能ではないのかもしれません。
私は食にそれほど興味がないで苦労はしていませんが、寿司は食べたくなる瞬間はありますね。
日本食は難しいですが、それ以外の多国籍な料理がマラウイでは楽しむことができます。
マラウイを訪れた際には、ロッジやホテルにあるような高級レストランだけでなく、是非色々な味を提供するレストランを巡ってみてください。
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