TOEICには対策必要?受ける意味はある?

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英語の資格としてTOEICが有名ですが、この試験で高得点を取ると英語がペラペラに話せるようになるのでしょうか。
TOEICで満点を取ってたとしても、私はペラペラには話せないと思っています。
TOEICで高得点を取る必要があるのでしょうか?
TOEIC対策の勉強をする必要ってあるんでしょうか?
試験には数種類あるのですが、私は「TOEIC Listening & Reading」しか受けた事がありませんので、「TOEIC Listening & Reading」についてのみ書いてみたいと思います。

TOEIC 公式ウェブサイト
https://www.iibc-global.org/toeic.html

私は今現在(2020年1月)アフリカのマラウイに住んでおり、仕事と生活で毎日英語(たまに現地語のチェワ語)を使用しています。
TOEICは学生のころから数えて計7~8回ほど受けたと思います。直近のスコアは数年前に900点近く取ったのを最後に受験をやめました。受験をやめた理由も併せて書いてみようと思います。

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TOEICとは

TOEICとは「財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会」が運営する英語の力を計る試験になります。
試験にはいくつか種類があります。

試験種類
※TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2019より抜粋

受験者数は年間266万人(2018年)となっており、日本では
企業での採用や昇進考査にも利用され、とても人気の試験になっていますね。

受験者数の推移
※TOEICウェブサイト公開資料より抜粋

受験国の数としてはかなりあるようですが、受験者数の3割が日本、3割が韓国となっており、日韓合わせて6割です。IELTSのように世界的に知られている試験というワケではないようです。

TOEIC試験の内容

試験の内容は以下のようになっています。

「TOEIC Listening & Reading」
・マークシート方式
・990点満点
・リスニング100問、リーディング100問の計200問
・回答時間は2時間
・年10回全国約80都市で実施
(都市によって回数が異なります)

990点満点ですが「一問2点」というような形ではなく、全受験者と比較しての相対得点となります。なので、数問間違っても990点となる可能性がありますし、全問間違っても0点にならない可能性があります。

TOEIC試験対策は必要?

ここからは個人差があると思いますが、私の経験からお伝えしたいと思います。
ちなみに私は一回目のTOEICを受けた大学生の時点での英語力は並みの大学生より少し知っている程度で、学力としては偏差値50程度の大学へ通っていました(そして中退しています)。

もし高得点(800点以上)を取りたいのであれば対策は必要だと感じました。私のTOEICのスコア歴は以下の通りです。記憶を基に書いていますので、得点と年齢はおおまかな数字になります。まずは大学生~28歳時点まで。

大学1年生で初TOEIC
【650点】
 ↓ ↓
社会人25歳
【720点】
 ↓ ↓
社会人26歳
【760点】
 ↓ ↓
社会人27歳
【790点】
 ↓ ↓
社会人28歳
【780点】

働きはじめてから海外の新聞や雑誌を読んだり、テレビニュースを見るのが趣味のようになっていたので、得点は徐々に上がっていきました。特にTOEICの前に試験勉強をしたりする事はありません。
ただ何となく、英語の力を落とさない為のきっかけ作りのような感じで、特に目標もなく毎年受けていました。去年より上がってれば嬉しいな、というぐらいです。
そして、28歳の時に得点が下がってしまいました。何気にちょっとショックだったので、ここからTOEIC対策の問題集を使ってちゃんと勉強するようになりました。
すると、得点は以下のようになりました。

社会人28歳
【780点】
 ↓ ↓
社会人29歳時点
【840点】
 ↓ ↓
社会人30歳時点
【900点】

一気に60点ずつ上がりました。この時気付いたのは、やはりこの試験には(頭が良くなければ)コツと対策が必要なんだ、という事でした。
TOEICの点数を取るコツについては別記事で書こうと思います。

TOEICは意味ある?

本

私は30歳時点で取った900点を最後に受験をやめました。なぜかというと、自身の英語力が勉強量の割に上がっていないように感じたからです。
ここで言う「英語力」とは「会話する力」や「伝える力」を指します。表現力ともいえるかもしれません。

私はそもそも強い動機もなく試験を受けていましたし、「去年より得点が上がってればいいや」と思っていましたので、900点から上の得点を前回の得点以上に取るには、私の場合、それなりの勉強をしなければいけないのではないかと感じました。
英語力」を上げるためではなく、TOEICの「得点」を取るための受験になってきてしまった為に受験をやめました。

「英語力」を上げるには、マークシート方式で行われる試験では限界がありました。なので、私は自分の求める「英語力」を上げる為に他の方法を試しました。
それは他の機会に記事にしたいと思います。

TOEICの得点と実力、そして採用基準

仕事

「TOEICで~点とると~ぐらいの英会話ができる」
というようなものを見かけますが、私はなかなか信用できません
800~900点を取っていても片言のような英語を話す人を見た事がありますし、700点くらいだと言うビジネスマンでカタカナ英語で海外企業と仕事の折衝をする人も見た事があります。
アメリカ人の友人がTOEICを受けたら800点くらいだったという事もありました(どこまで真面目に受けたのかはわかりませんが笑)。
TOEICの得点が高いからと言って、しっかり英語が使えるかどうかというのは別だと感じています。では、なぜ企業は採用基準にこの試験を使うのでしょうか?

面接

私は以前にベンチャー企業の立ち上げを行っており、それも含めてこれまで何十人と採用をしてきました。中には英語力を重視した採用もありました。その経験から言うと、「仕方ない」のかなと思っています。
本来なら面接時に英語面接をやればだいたいわかるとは思うのですが(私は何度か行いました)、会社によっては数百人分の応募からふるいにかけていかなくてはならず、過去に英語に関する実績がなければ、どうしても資格を利用して検討しなければなりません。そこでビジネス英語の出題もあり、社会的に認知されているTOEICを基準としているのだと思います。
逆に言うとTOEICはそのビジネスニーズを突いた資格として生まれたのかもしれませんね。

TOEIC以外の英語の基本的な勉強方法

通勤

色々書きましたが、TOEICの得点のためであれ、「英語力」をつけるためであれ、重要なのは毎日少しずつやる事だと思っています。それでも仕事や学校、自分のやりたい事をやっているとどうしても時間が足りません。そういう時は隙間時間を使って勉強をしてみてください。
通勤電車の中、布団に入って寝る前、何かの待ち時間など、有効利用できる時間はたくさんあると思います。
私はよくスマホアプリを使って通勤中に勉強をしていましたので、そのアプリを紹介します。

英語辞書アプリWeblio – 英和辞典/和英辞典・英語翻訳・英語訳・発音・勉強・単語・リスニング
辞書アプリなのですが単語帳の機能もあるのでとても便利です。

EnglishUpgrader
TOEIC公式アプリなのです。特にTOEIC試験対策に特化した感じではないのですが、リスニングの面で重宝しました。

BBC News
イギリスの国営放送局であるBBCのニュースアプリで学習アプリではないのですが、世界のニュースに触れながら英語が学べます。

スタディサプリEnglish ビジネス英会話
こちらは有料になりますが、すきま時間を使って本格的に使える「英語力」が身に付けられます。

まとめ

TOEICで高得点を取る意味は、その目的によると思います。
もし就職や昇進で必要というなら、それは勉強して高得点を取る意味があると思います。
ちょっと勉強しただけで900点取れた!という人であれば、990点を目指してみていいと思います。ちまたでは「TOEIC満点」というのがステータスの一つになっています。

しかし、私の言う「英語力」(会話力・表現力)をつけたいのであれば、TOEICの得点にこだわって勉強を続ける必要はりません。それでも、当然ながら試験対策の勉強をして受験をする事が無駄だとは思いませんが、他により効率的な良い方法があるはずです。

そして最後に矛盾するような事を言いますが、私は基本的に英会話の用途によっては「勉強は不要である」と考えています。本当の「英語力」が必要な人だけ身に着ければいいと思ってます。
これについては別の機会に記事にしようと思います。

友人

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