私の所持するDell Inspiron 14 3000シリーズ(3467) Core i3モデルのパフォーマンスがあまりにも低いので、せめてメモリ(RAM)だけでも交換しようと思い、試してみました。実際にどのようなメモリが使えて、交換にはどうしたらよいのでしょうか?
購入したメモリと交換方法について書いてみました。
目次
◆Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)のスペック
◆Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)の対応メモリ(RAM)
◆Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)のメモリ(RAM)交換方法
◆まとめ
アフリカに渡るにあたり、壊れる事を前提に安いノートを購入しようと思い、このパソコンを購入しました。Dellをこれまでに公私共に使った事がなかったので、Inspiron 14 3000シリーズCore i3を試してみましたが、私にはちょっとパフォーマンス不足でした…。
ブラウザにタブを複数立ち上げ、中には動画もあり、Officeのソフトをいくつか立ち上げたりするともう仕事になりません。
そこで、せめてできる改善策としてメモリの交換に至りました。
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)のスペック
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467) Core i3モデルのスペックは以下のようになっています。
重量:2 kg
内臓ドライブ:DVDドライブ
寸法(幅×高さ):34.5×2.3cm
画面サイズ:14 インチ
ディスプレイ最大解像度:1366×768
CPUタイプ:Intel Core i3-6006U プロセッサー
CPU速度:2 GHz
RAM容量:4096 MB(4GB)
メモリタイプ:DDR4 2400 MHz SDRAM
メモリスロット数:2
HDD容量:1000 GB(1TB)
通信形式:Bluetooth, Wi-Fi
ワイヤレスタイプ:802.11ac
USB2.0用ポート数 :1
USB3.0用ポート数 :2
上記スペックとなっていますが、対応メモリはどのようなタイプになるでしょうか?
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)の対応メモリ
まず初めに、OSのbit数によって対応できるメモリ容量に上限がありますので確認が必要になります。
- 32bitのOS:4Gまで
- 64bitのOS:4G以上
最近日本で32bitのOSは家庭用ではなかなか見かけませんが、アフリカのマラウイではよく見かけますので念のため確認しておいてください。
メモリには「相性」があると言われています。
私は今回安いメーカーのメモリを購入しましたが、バッファローなど大手のメーカーだと動作確認の情報をホームページに掲載していたりしますので、大手メーカーのものを購入しても良いと思います。
購入時に確認が必要な部分はパソコンスペックにあるこの部分です。
メモリタイプ:DDR4 2400 MHz SDRAM
メモリスロット数:2
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467) Core i3モデルに適応するメモリはDDR4のSDRAM、2400MHz対応のもので、メモリのスロットが2つあるという事になります。
「Dell Inspiron 14 3000シリーズ」で調べると、シリーズ内でもDDR3対応だったり、スロットの数が1つだったりと、型番によって違いますので確認が必要になります。
もしググっても自分の型番がわからなかったり、自分の型番の情報が見つからなかった場合は、実際にパソコンを開けてスロットを確認した方が早い上に確実です。
ちなみに私は間違ってDDR3を一度購入してしまいました…確認は必要ですね。
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467) Core i3モデルはスロットが2つで最大16GB対応となっています。購入時点では4GBのメモリが使われていますので、今回は8GBのメモリを1枚購入して交換してみる事にしました。
私が購入したメモリは以下になります。
安いものだと4,000円もせずに購入できると思います
それでは、購入したら実際に交換してみましょう。
Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467)のメモリ交換方法
メモリの交換には小さいドライバーが必要になります。大きめのドライバーだと、太すぎてネジまで届かなかったりする可能性があるので、小さいドライバーのセットを購入すると便利です。
私は100均で買った小さいプラスとマイナスのドライバーのセットを使っています。
気の利くノートパソコンだとメモリ交換が簡単にできるように、メモリのところにだけ交換用のフタがついていたりますが、Dell Inspiron 14 3000シリーズ(3467) Core i3モデルにはそれがありません…。
なので、裏蓋を全て外すことになります。
ネジを外すだけなのでそれほど難しくはないのですが、どのようにネジ止めされているのか、内部の配線がどうなっているのかを把握していないと、ちょっと手こずるかもしれません。
まずはパソコンの電源を切って電源ケーブルを外し、裏にあるバッテリーを外します。
バッテリーを外した後は、パソコンの中にまだ電気が残っているので、念のため数分放置してください。
あと、こちらも念のために、体に帯電している静電気を放出するためにその辺にある金属製のものに両手で触っておいてください。
まずはキーボード側のネジから外します。
〇の部分にツメがあるので、そこにマイナスドライバーなどを差し込んで、上に突き上げる感じで外していきます。
ネジが2、3か所ありますので全て取り外します。
(私のパソコンは2か所止まっていますが、初めは3個所あったような気がしています…)
キーボード側のネジを外したらキーボードを戻して(はめ戻す必要はありません)、ディスプレイを閉じます。
次は裏返して裏蓋を開けましょう。
バッテリー部分のネジも合わせて全部で11か所あると思いますので、全て取り外します。
長いネジ(裏フタ外側の8本)と短いネジ(バッテリー格納部分2本と中央1本)がありますので、どこがどれだったかを忘れないようにしてください。もちろん一か所にネジをまとめておいて、無くさないようにしてくださいね。
全てのネジを外したら、裏蓋を開けていきます。
ディスプレイとの接続部分あたりからマイナスドライバーなどを使って、傷つけないように静かに差し込んでいくと外れると思います。爪が何か所か蓋の周りにありますので、少しずつ開けていってください。
裏蓋と本体はDVDドライブやケーブルで接続されていますので、完全には分離しません。
無理に剥がそうとしないでください。
メモリの交換だけであれば蓋を完全にはがす必要はありませんので、分離させなくて大丈夫です。
1cmくらいの隙間で少し蓋が開いてきたら、DVDドライブを少し抜き出します。完全に抜き取る必要はありません。数センチ抜き出す程度で大丈夫です。
これくらい空けることができたら、メモリのスロットを見つけます。
パソコンを正面に向けて手前の右側にあると思います。
通常ですとAスロットに4GBのメモリが刺さっていると思いますので、Bスロットに購入したスロットを差し込みます。
斜め上から差し込んで、下に抑え込む感じです。カチっとしっかりはめます。
スロットに刺し終えたら、まずは動作確認をしてください。
静かに蓋を閉めて、DVDドライブを元のように差し込み、蓋の爪だけを差し込んでネジはまだしないでおきます。
バッテリーをはめて、電源を入れます。
Windowsが立ち上がったら、Windowsアイコン→設定→システム→バージョン情報を開きます。
こちらで実装RAMが増えている事を確認できればOKです。
私の場合だと、元から使用されていた4GB+8GB増設したので、表示が「12.0GB」となっています。
確認ができたらWindowsをシャットダウンして、裏蓋のネジを止め、キーボード側のネジを止め、再度起動して問題なくWindowsがスタートできれば交換は無事終了です。
ちなみに私がメモリ増設した時は、電源が入らないという現象が起きました。パソコン側がメモリを認識してくれていなかったようで、メモリをスロットから二枚とも一回抜いて、再度差し込み直したら問題なく起動して、メモリも二枚とも認識してくれていました。
あの時は正直焦りました…笑
まとめ
パソコンのパフォーマンスを上げるには、インストールさえているアプリの整理や稼働状況、ウイルスの確認などももちろん必要ですが、ハード面で手っ取り早く確実にパフォーマンスを上げられるのはメモリの増設になります。
ちなみに、メモリはマラウイにいても探せば購入はできます。私の見つけたメモリだと、日本で買うより高かったですが…。
メモリを購入する時には型番やパソコン側のスロット情報の確認をしっかりしておいてください。
蓋を開ける時、スロットにメモリを差し込む時はやさしく丁寧にやりましょう。特にプラスチック部分はすぐに傷がついたり折れたりしてしまいますので。
ちなみに私のパソコンのメモリ交換後は、4GB→12GBとなり、3倍のスピードとまではいきませんが、かなり処理が早くなりました。複数のアプリを立ち上げてもすぐに切り替わりますし、ブラウザでタブをたくさん開いてもストレスなく閲覧できています。
交換して大正解でした。
パソコンが遅いなー、と思ったらメモリ増設や交換を検討してみてください。
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