アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」へはどう行く?

バラカ マラウイ
バラカ
スポンサーリンク

アフリカ、マラウイにある街「バラカ(Balaka)」をご存じでしょうか?
たぶん観光地としては全く注目されていないバラカですが、色々な魅力のある街です。
マラウイの「バラカ(Balaka)」への行き方を紹介します。

私のマラウイ生活で得た個人的な経験ベースでお伝えします。

スポンサーリンク

アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」とはどんなところ?

バラカのマーケット
バラカのマーケット

「バラカ(Balaka)」はマラウイ南部にある都市で、バラカ県にあります。
バラカ県全体の人口は約44万人ほどで、バラカの中心都市部あたりには36,000人が住んでいます。
マラウイの中では、首都リロングウェ、南部のブランタイヤがそれぞれ人口100万人ほどなので、中堅にあたる都市になります。

民族的には、ヤオ族ンゴニ族が多いようです。
東隣のマンゴチ県・マチンガ県の方面がヤオ族が多い地域(バラカ県は以前マチンガ県の一部だった)なので納得なような気がします。

宗教的な部分でちょっと特徴があり、バラカ県ではイスラム教徒がちょっと多めです。
マラウイ全体でイスラム教徒は20%ほどとされていますが、バラカ県では35%となっています。
街中を歩いてる感じではそれほど感じませんが、学校などを除くとヒジャブを被っている生徒が他の地域より多いのですぐ違いに気づきます。
以前にバラカでイスラム教徒とキリスト教徒との揉め合いのニュースが出ていたこともありましたね。

バラカはマラウイ国内でも暑い地域に入ると思います。
マラウイ湖周辺ほどではありませんが、ここもなかなか暑いですね

この気候のせいなのかはわかりませんが、貧困世帯が多いので食料の問題や農村開発関連でたまにニュースで見ます。
こういう背景もあって、都市の規模の割に海外や現地のNGOが多く入っています。
街を歩いていると、農業・教育系のNGOの看板を見かけますね。

この海外NGOが入っていることが、このバラカの特徴の一つを作り出していたりもします。
バラカにはイタリア系のNGOが長く入っており、イタリアからボランティアの受け入れなどもしているそうです。
なので、バラカにはイタリア系のNGOだけでなく、立派なイタリアンレストラン(後で紹介します)なんかもあります。

街を歩いていると、アジア人の私にも子供達が「チャオ」と声をかけてくるほどです。
マラウイ国内でもイタリア語で挨拶されるのはここぐらいではないでしょうか。

バラカは地理的にマラウイのどこにあるのでしょうか?

アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」はどこにある?

バラカの位置
バラカの位置

「バラカ(Balaka)」は、リロングウェとブランタイヤの間にあり(ややブランタイヤ寄り)、東にリウォンデ、西にンチェウがあります。
単純に地理的な理由からだと思いますが、鉄道の駅もあり、物流の中継地点にもなっています。
最初地図で見た時には「何やら中途半端な位置にある」といった印象でしたね。

鉄道はリウォンデとサリマに繋がっており、貨物運送以外に旅客輸送もやっています。
マラウイの鉄道について詳しく知らないのですが、リウォンデ経由でモザンビークへ鉄道で出ることもできるそうです。

幹線道路としてはM8が東西に通っており、南北に走るM1とM3に挟まれる形になっています。
なので、寄ろうと思えば、北から来ても南から来てもついでに寄ることができます。

では、具体的にどのようにバラカに行くことができるのでしょうか?

アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」にはどう行く?

バラカ郊外
バラカ郊外

「バラカ(Balaka)」へは行くの簡単です。
車で行く方法とバスで行く方法を紹介します。

マラウイのバラカに車で行く

車でリロングウェから2時間半ブランタイヤから2時間ほどで行けます。

リロングウェから行く場合はM1を真っすぐ南下して、「チンゲニ」ターンオフ(T字路)でM8に入って行きます。
(ラウンドアバウトで右に曲がらず真っすぐ進む)

ブランタイヤからもM1を北上して「チンゲニ」ターンオフで右折してM8に入って行きます。
ブランタイヤからだとリウォンデ経由でも行けますが、距離的にM1を使った方が早いです。
ゾンバあたりでプチ渋滞することもあるので、なおさらM1が無難です。

マラウイのバラカにバスで行く

ビッグバスのような長距離バスを利用する際も、「チンゲニ」で降りたいと伝えれば降ろしてくれると思います。
(チンゲニで降りたことは無いのですが、たぶんできるんじゃないかと思います)

ミニバス・シェアタクシーの場合も同じです。
リロングウェから行くにしてもブランタイヤから行くにしても、 「バラカ」行きのミニバスに乗ればそのまま行けますが(途中で乗り換えをさせられる可能性はあります)、それほど本数が多くないと思うので「チンゲニ」で乗り換えるのが効率が良くて早いと思います。

私はリロングウェからミニバスやシェアタクシーでバラカに行ったことがないので、ブランタイヤからの行き方だけ紹介したいと思います。
ミニバスやシェアタクシーで行く場合もリウォンデ経由ではなく、チンゲニ経由で行く方が断然早いです。

ブランタイヤからはこの場所から「チンゲニ」行きか、「チレカ・ラウンドアバウト」行きのシェアタクシーに乗ります。
タウン内だとこの2か所あたりからシェアタクシーが出ています。

ブランタイヤのシェアタクシーの乗り場
ブランタイヤタウンにあるシェアタクシーの場所
「チレカ・ラウンドアバウト」の場所
「チレカ・ラウンドアバウト」の場所

市内からだと、ミニバスで「チンゲニ」まで行くバスがあるかどうか把握していませんが、ミニバス・シェアタクシーなら「チレカ・ラウンドアバウト」まで行く路線は他にもあると思います。

「チレカ・ラウンドアバウト」まで行けたら、そこから「チンゲニ」行き/経由のミニバスかシェアタクシーを探します。
北へ向かう道のラウンドアバウトの出口辺りに人が溜まっていると思うので、そのあたりで待っていればOKです。

「チレカ・ラウンドアバウト」で「チンゲニ」行きにの乗れる場所
「チレカ・ラウンドアバウト」で「チンゲニ」行きにの乗れる場所

「チンゲニ」まで行ければ、あとは「バラカ」行きのシェアタクシーに乗れば30分ほどで着きます。
バラカ行きのシェアタクシーはこの辺にいます。

「バラカ」行きのシェアタクシー
「バラカ」行きのシェアタクシー

ブランタイヤ→チンゲニはMK2,000(約275円<2020年11月レート>)ほど、チンゲニ→バラカがMK500(約70円)ほどだったと思います。

マラウイのバラカから帰る場合

バラカから戻るのも、来た方法と同じです。
チンゲニ経由でリロングウェ、ブランタイヤへ向かうか、リロングウェ/ブランタイヤ行きのミニバスに乗るかのいずれかになります。
もちろんリウォンデ方面に行くシェアタクシーとミニバスも出ています。

ミニバスとシェアタクシーの出る場所
ミニバスとシェアタクシーの出る場所

西側の丸の位置にはミニバスがいて、東側の丸のあたりにシェアタクシーがいます。
戻る場合も、基本的にチンゲニまで出てから南北に向かうのが効率的です。

まとめ

バラカ・セカンダリースクールの回廊
バラカ・セカンダリースクールの回廊

「バラカ(Balaka)」はマラウイの南部にある、比較的暑い地域で、貧困世帯の多い地域の一つでもあります。

リロングウェからもブランタイヤからもそれほど時間もかからず、簡単に行くことができます。
ただ、ミニバスなどで行く場合は、乗り換えが必要になりますので注意が必要です。

「チンゲニ」か「リウォンデ」からM8に入って行くのですが、リウォンデやマンゴチに用事があるということでなければ、「チンゲニ」から入るのが無難です。

ブランタイヤからバラカに向かう際は、シェアタクシーの乗り場が知っていないとわからないので、是非バラカに行く際には、この記事を参考にしてみてください。


バラカにはいくつかおすすめスポットとおすすめのロッジがあるので、こちらの記事を参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました