アフリカ、マラウイにある街「バラカ(Balaka)」には観光スポットやロッジがあるのでしょうか?
バラカは観光地として有名ではありませんが、多くのNGOが入っていて活気のある街です。
マラウイの「バラカ(Balaka)」の魅力的な場所について紹介したいと思います。
バラカの街の概要と行き方については、こちらの記事を見てみてください。
私のマラウイ生活で得た個人的な経験ベースでお伝えします。
アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」とはどんなところ?
バラカが街としてどのようなところかは、私の過去記事を参考にしてみてください。
「バラカ県」として見た時に、マラウイ国内でも貧困世帯が多い地域になっています。
原因としては、マラウイの産業の80%以上が農業となるわけですが、バラカ県でも80%以上が農業に従事しており、気候が少々農業には厳しい場所だというのが挙げられると思います。
そのようなこともあって、街の規模の割に多くのNGOが入っていると思います。
中心街にはマーケットもあり、小売業も多く入っていますので生活はしやすい場所ではないでしょうか。
地理的にも、マラウイの中央部と南部の間あたりにあり、東部とのアクセスもし易いので、リロングウェ、デッザ、サリマ、リウォンデ、ブランタイヤなどから簡単に立ち寄ることができます。
バラカには自然の観光資源や、立派な建築物があるわけではないのですが、いくつか特徴的な場所があるので、それを紹介したいと思います。
アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」のおすすめスポット
「バラカ(Balaka)」は都市の規模の割に、常に人がたくさん往来していて活気があります。
マラウイの都市部はどこに行ってもそれほど大きく景色は変わらないのですが、中堅都市の中では好きな場所の一つです。
私のおすすめスポットをいくつか紹介します。
マラウイのバラカにある「セシリア・ユースセンター」
「セシリア・ユースセンター」はデイケアセンターのような場所になります。
日本でいうと「学童」のような感じでしょうか。
マラウイにデイケアセンターは多くありますが、ここまで立派な施設は他に見たことがありません。
バラカに本部がある「モントフォート・メディア」という新聞社の基金によって設立されています。
施設のスタッフは数名で運営されているのですが、子供向けに色々なイベントや施設を提供しています。
本の読み聞かせ、スポーツイベント、卓球、バスケ、一輪車、映写室、勉強会、服飾訓練、農業訓練などなど子供たちの教育に貢献しています。
もちろん基本的に全て無料だそうです。
建物で一番大きかったのが図書館です。
蔵書がそこまで多いわけではないのですが、建物が大きくて立派でした。
教育関連については色々協力してくれそうな感じですので、もし興味があれば一度訪れてみてください。
スタッフにお願いすれば施設内を案内もしてくれます。
コアタイムは小学校が終わった後なので、午後に訪れると良いと思います。
マラウイのバラカにある「バラカズ・ベスト」
次のおすすめは「バラカズ・ベスト」です。
Googleマップではレストランの「バラカズ・ベスト」(実際はレストランの名称が変わっています)とチーズ工房の「バラカズ・ベスト」の二つが表示されるのですが、どちらもおすすめです。
レストランは通り沿いに面しており、チーズ工房はレストランの横にある小道を奥に入っていくと見えてきます。
レストランの方はバーのような感じで、ピザがおいしいのです。
このレストランでも販売しているのですが、私がおすすめしたいのはチーズになります。
レストランの横の道を入って少し歩いていくと正面にチーズ工房「バラカズ・ベスト」があります。
ゲートを入ってすぐ左手に事務所がありますので、そこでチーズを購入することができます。
ここでは結構本格的なチーズを作っています。
マラウイのスーパーではこのタイプのチーズはそれほど見ない(南アフリカからの輸入のチーズが多い)ので、バラカに寄った時には必ず買っています。
個人的に好きなのはモッツァレラです。
この大きさでMK2,000~3,000(約272~410円<2020年12月レート>)ほどです。
ここの工房ではチーズ以外にもジャムなども取り扱っています。
バラカを訪れた際にはお土産に買っていってみてください。
マラウイのバラカにある「アートハウス」
「アートハウス」はイタリアン・レストランになります。
オーナーが外国人夫婦で、アメリカ人の元ピース・コープスの妻(美人)と、夫がイタリア人建築家(イケメン)という素敵なレストランです。
「なぜバラカにこんなお店が?!」と思うほどで、味もおいしいです。
リロングウェやブランタイヤにあるようなお店よりも、もしかしたらクオリティが高いかもしれません。
料金はクオリティの割に良心的だと思います。
一皿MK7,000~MK10,000(約953~1,360円)くらいだったはずです。
衣服や小物の販売もしており、周辺コミュニティで色々な社会活動もされているそうです。
バラカに来た時には必ず寄りたい場所です。
セシリア・ユースセンター、バラカズベスト、アートハウスの場所はこちらになります。
ちなみに街の中心地あたりからカバザに乗ると、この辺まででだいたいMK300(約40円)くらいだと思います。
最後におまけです。
マラウイのバラカにある「鉄橋」
おまけで興味があれば、という感じなのですが、バラカで「鉄橋」が見れます。
名称がわからないのですが、たぶん「ルアンガ橋」だと思います。
鉄道用の橋ですが、両脇に歩道がついているので人も渡れます。
鉄道はそれほど走っていないので、ほぼ生活道になっている感じですね。
雨季になると川の水位はかなり上がるそうなんですが、夏季だと小川程度にまで水量が落ちます。
歩いていくとアートハウスあたりから30分ほどだと思います。
車かカバザで行くのがおすすめです。
次に、もしバラカに宿泊する、ということになった場合のおすすめロッジを紹介します。
アフリカ、マラウイの「バラカ(Balaka)」のおすすめロッジ
バラカのおすすめロッジを紹介したいと思います。
ただ、基本的に私は安宿にしか泊まりませんので、料金が安くてかつ泊まり易かった場所ということになります。
あくまでマラウイクオリティでの判断になりますので、それを踏まえてください。
マラウイのバラカにある「ムランベ・モーテル」
バラカの街の中心地に「ムランベ・モーテル」があります。
ちょっと料金を忘れてしまったのですが、確か1泊朝食付きでMK10,000(約1,360円)くらいだったはずです。
この規模の街の中心地にあるロッジとしては価格はリーズナブルだと思います。
ここはバーも併設されていて、ビリヤードもありますので夜はバラカの人達で結構賑わっています。
部屋もなかなか広いので、快適だと思います。
シャワーはお湯が出ませんが、バラカは暑いので水でもいけます。
スタッフにお願いすればバケツでお湯を持ってきてくれるはずです。
私が泊まった時は巨大なゴキブリがいましが、それ以外は問題ありませんでした。
街の中心地だと騒音が気になることがありますが、夜はそれほど気になりませんでした。
私が寝る時に耳栓をしているから、というのもあるかもしれませんが…。
マラウイのバラカにある「ココナッツ・ロッジ」
バラカの中心地から10分ほど北に行ったところにあるのが「ココナッツ・ロッジ」です。
歩くのがしんどかったらカバザでMK200か300ほどで乗せ行ってくれます。
料金は安いです。
高い部屋と安い部屋の違いは、テレビの有無や冷蔵庫の有無なので、テレビや冷蔵庫が不要ならMK6,000(約817円)の安いシングル部屋がおすすめです。
ここもお湯は出るのですが、停電や断水が起きているとお湯が作れないので、水シャワーかバケツに水を持ってきてもらう形になります。
バーが併設されているのでお酒は飲めます。
小さいバーであまりお客さんがいるのを見た事がありませんので、基本的にとても静かです。
まとめ
バラカには「観光」という点では特に大きな魅力があるわけではないのですが、他の街にはない特徴がいくつかあります。
おいしいチーズやイタリア料理、立派なデイケアセンターなど何かのついでに寄って楽しめたり、ユニークなものがあったりします。
街の中は活気があって、マーケットにもローカルなものから中所得者向けの商品まで売られていたります。
バラカ県の社会的な課題という面から、自治体としてもしっかりやっている印象がありますね。
もしマラウイ南部や東部へ訪れる際には、是非バラカ経由で行くことを検討してみてください。
マラウイの他の地域では体験できないことがバラカにあるはずです。
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